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キャンパスライフへの復帰を目指し、大学で予防接種を受ける学生が増える中、専門家は、昨年のコロナウイルスの出現で始まった日本のオンライン教育・学習構造の受け入れがもたらす結果に気を引き締めている。

「私は毎日6時間ぶっ続けで、自分の講義を受ける何百人もの学生にオンライン授業を提供し続けています。と、国立大学法人九州大学ソーシャル・ビジネス研究センター長の岡田正治教授は語る。「この経験は、私にとっても学生にとっても新しいもので、今後の日本の高等教育に大きな変化をもたらす兆しです。

生徒たちからは『オンライン授業がいい』と言われるようになりました。長時間通学する必要がなく、教室とは違う多様な場所で勉強できることが大きな魅力です。COVID-19は、大学教育に小さな革命を起こしたと言えるでしょう」。

文部科学省が6月23日に発表した調査では、6割以上の学生がオンライン授業に「満足」「やや満足」と答えています。その理由として、「自分のペースや場所で学習できること」が上位に挙げられています。

この調査は、大学、大学院、高等専門学校の学生3,000人を無作為に抽出し、1,744人から有効回答を得たものです。

岡田は、「私は教室で講義をすることに慣れていました。これは、テクノロジーを効果的な教育ツールとして無視してきた日本の大学では当たり前のことでした」と説明します。

6月3日に内閣府が発表した新しい報告書によって、オンライン教育・学習の将来が大きく後押しされました。

6月3日に発表された「高等教育におけるICTベースの教育を含む政策文書」は、大学における遠隔教育やオンライン教育を明確に推進しています。

このペーパーは、教育やテクノロジーの専門家が主導する「教育再生実行会議」がまとめた調査に基づいている。

菅義偉首相、萩生田光一文部科学大臣をはじめとする政策担当者がヒアリングに参加しました。

その中で、「新しい教育」のあり方として、高等教育におけるオンラインと対面での学習や大学間連携システムの組み合わせのメリットを挙げている。

また、「高等教育における柔軟な学習アプローチは、インターネット上で無料で利用できるリソースの共有による多様性を促進し、産学連携による職業教育の機能を強化する」ことが報告書の主要な内容となっています。

一橋大学グローバル教育センター長の太田宏教授は、日本ではオンライン教育・学習の導入が遅れていると説明します。

「日本にはデジタルデバイドがあり、世代間ギャップは高等教育にも現れています。コロナウイルスの出現により、大学は上級教員のテクノロジー・スキルを高めることに力を注いでおり、よりオンラインに精通した教員を生み出し、学生に新しい門戸を開いています」と、University World Newsに語っています。

By Kai

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